こんにちは!火曜日担当の高橋です。
私は食べるのが好きでかなり太っているのですが草ばかり食べる牛は600キログラムを越える巨体を維持しています。
どうして、草だけでエネルギーを生み出せるのか?
今日は牛のエネルギー摂取について書きます。
牛などの装飾哺乳類は胃を4つ持っており第1胃から第3胃までは前胃と呼ばれ、
正確には胃ではなく食道が変化した袋
で消化液は分泌しないが微生物や原生生物を多く飼っており食物の分解と発酵に役立つています。
ヒトの場合草の主成分であるセルロースからは充分な栄養素を摂取することはできません。
しかし、牛は反芻(はんすう)という方法で摂取した牧草や穀物を口と胃の間で往復させ、第1胃と第2胃の中に棲む微生物や原生生物のチカラを借りて
分解・発酵し、第3胃で水分を除去した後第4胃で消化吸収します。
反芻(はんすう)することで草の主成分であるセルロースを分解することができヒトには真似できない素晴らしい方法でタンパク質や脂肪を生み出しています。
ちみなみに、第1胃は「ミノ」、第2胃は「ハチノス」、第3胃は「センマイ」、第4胃は「ギアラ」と呼ばれています。
牛の胃を食べる時はその違いを考えながら食べるのもいいですね!