セロトニンについて
2015.08.01更新
こんにちは。武蔵新城整骨院です。今日はセロトニンについてお話しようと思います。
セロトニンとは「ノルアドレナリン」 「ドーパミン」と並ぶ脳内三大神経伝達物質の一つでセロトニン以外の二つの伝達物質は感情を高める物質なのに対し、セロトニンはその感情の高ぶりを抑制する作用になります。
端的に言いますと、セロトニンは精神の安定と感情のコントロールに欠かせない物質です。
ではセロトニンが不足してしまうとどのようなことが起こるのか?その例を挙げていきます。
まず陥りやすいのが不眠症があげられます。睡眠には「メラトニン」という物質が分泌されることで眠くなるのですが、メラトニンは覚醒してから一端分泌が止まります。続けて起きてから15時間前後でメラトニンが再び分泌されます。
このような体内によるサイクルができて人の睡眠は管理されていますが、実はメラトニンが生成されるのに必要な脳内物質がセロトニンになります。
従ってセロトニンが不足しているとメラトニンが生成されず、いつまでも覚醒状態が続き、結果不眠に陥りやすくなります。
次に鬱になりやすい事があげられます。
元々セロトニンは感情をコントロールする物質なのでドーパミンやノルアドレナリンが過剰に分泌しているのに対し、セロトニンが不足してしまうと感情が制御できなくなる、または感情が湧かなくなる精神状態に陥りやすくなります。
また、セロトニンは痛みを抑制する神経の活性にも関与していることから、分泌されることで痛みの抑制にも繋がります。この様にセロトニンを分泌されることは様々なメリットが受けられます。
次回はセロトニンの分泌方法について書き留めたいと思います。外傷だけでなく神経伝達物質にも捉えることで皆様健やかな毎日をお送り下さい。
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